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オリゴ糖は善玉菌を増やすことで免疫力も高め健康には欠かせないもの

ビート
オリゴ糖(oligosaccharide)は単糖が数個結合した糖類の分子量が1万以下の低重合体=オリゴマーのことです。これまで種々の液状または固体のオリゴマーが合成されてきています。

分子量は300~3000程度です。オリゴはギリシア語。オリゴスは「少ない」意味のある言葉だから少糖類(しょうとうるい)という事もあります。

ところでオリゴ糖には明確な定義はありません。二糖以上がオリゴ糖ですが、ラフィノースのように三糖以上をオリゴ糖とすることもあります。

オリゴ糖は自然界の動植物に元々含まれているのは二糖類が殆どです。(スクロース、ラクトース、トレハロース、マルトース)

自然界にある三糖類はラフィノースなどが数種類あります。

ラフィノースはアトピーに有効だという報告があります。

ラフィノースの構造

カイテキオリゴの主成分はラフィノースです。ラフィノースは主にビート(甜菜)から抽出精製されて作られていますが、キャベツやブロッコリーやアスバラガスなどの植物に含まれています。

構造はフルクトース、がラクトース、グルコースの分子が一つずつ結合してできた3糖類です。

あまり甘くなくて、スクロースのほぼ20%。カロリーはほぼ50%。大腸まで殆ど吸収されないまま届いて、大腸の中でビフィズス菌を増やす働きを持っています。

α-ガラクトシダーゼ (α-GAL) によってD-ガラクトースとスクロースに加水分解されますが、人間にはこの加水分解酵素はありません。

アトピーなどのアレルギーに有効だという報告がたくさんあります。

母乳の中のオリゴ糖

ヒト母乳の中には100ml中1.2g含まれていますが、初乳では1.9g/100mlと多くだんだんと少なくなり0.9g/mlまで減ってきます。

母乳中のオリゴ糖は130種類程あると言われていて、93種類の構造がはっきりしています。

ヒトの母乳中にオリゴ糖が入っている理由は感染防御のためと言われています。具体的にはオリゴ糖は病原体が上皮細胞に付着する前にオリゴ糖が病原体にくっついて感染を予防するのです。

シアル酸オリゴ糖は肺炎球菌類とインフルエンザウイルスの付着を阻害します。ガラクトオリゴ糖とフルクトオリゴ糖は大腸菌が付着するのを妨害します。

オリゴ糖は善玉菌を増やすので健康食品に利用されています。

ビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やす効果があるとわかってから、健康食品に利用されています。整腸作用が期待できるので特定保健用食品に利用されています。

純度を高めることは安価にはできないので、市販品の殆どは純度の低い液体になっていますす。これに比べてラフィノースは高純度の粉末で移植臓器の保存性向上剤としても使われるほどの価値の高いものなんです。

腸内細菌研究の第一人者である光岡知足はフラクトオリゴ糖がビフィズス菌を増やす働きが優れていると言っています。

善玉菌を増やすために経口摂取する方法には2通りあります。

腸内の善玉菌を増やす方法として乳酸菌などを生きたまま飲む方法と善玉菌が利用するオリゴ糖を飲むものとの2つです。

乳酸菌は生きたまま摂取しなくても加熱死菌であっても、疾病予防効果があるという報告が数多くあります。また生きて大腸に届いた乳酸菌は腸内に住み着いて増殖はしないことも明らかになっています。

多くの科学的根拠のある特定保健用食品(トクホ)にはヨーグルトに乳酸菌を含んでいるのでヨーグルトを食べることで便秘や下痢の改善したり、善玉菌菌が増えて有機酸が増えた結果悪玉菌が減少、アンモニアが減り腸内環境が改善したという究結果が多いのです。

特定保健用食品(トクホ)は薬ほど効果は無く、いわば薬として研究開発してたけれど薬にはなれなかった製品だと言えます。

また同じく特保には花粉症などアレルギー症状が軽くなったという研究報告もあるように大腸の善玉菌の働きは健康の要だと言えるでしょう。

腸の働き

食物の栄養分が吸収された後、大腸に食物が運ばれます。大腸では水分が吸収されます。このとき何らかの問題があって水分の吸収が足りないと下痢になってしっまいます。

大腸はぜん動運動と逆ぜん動運動で小腸から運ばれてきた物をしばらくの間とどめておいて水分を効率よく吸収しています。このとどまる時間が長すぎると水分も過剰に吸収されて便秘が起こるのです。

ぜん動運動は自律神経によってコントロールされていて直接には大脳のコントロールされていません。善玉菌が増えることでその分泌物である乳酸や酢酸が大腸を動かす刺激となり、活発にぜんどう運動が起こります。

また俗に盲腸と言われる虫垂は長い間、役割の無い意味のない臓器と言われてきましたが、2014年の研究では虫垂にあるリンパ組織は大腸の善玉菌叢の維持のために必要なリンパ組織ということが明らかにされました。

人体にある以上意味のない臓器などはなく、ただ人間の研究が及んでいなかったと言う良い例です。虫垂炎で虫垂を切除した人はそれだけ善玉菌を増やすことが難しいということです